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[雑想]私の好きな「物語」たちのお話。

2013.01.07 Mon [Edit]

好きだった本、好きになった本、いろいろ。


大きな森の小さな家 ―インガルス一家の物語〈1〉 (福音館文庫 物語)



本を読むのが好きでした。
小学校の図書館で、書店で、高校の図書館で、そして、大学時代にバイトをした書店で。
ずっとずっと、本を読むのが好きでした。

家には、文学全集から、祖父の西村京太郎などのコレクションまで、家族がそれぞれ、自分の本を持っていました。

私は、とても恵まれていたと思います。

その中でも、やはり心の中で「大好きだな」と思う本は、いくつかあります。

モンゴメリ、オルコット、バーネット、ブロンテ、そして、インガルス。

全て作者の名前です。すべて、女流作家です。

その作品に惹かれ、そして生き方にひかれた女性たち。

今日は、思いつくまま、そんな大好きな物語について、つらつらと書いてみようと思います。


赤毛のアンのこと


赤毛のアン - Wikipedia




赤毛のアンのお話自体は、割りと小さい頃から知っていたように思います。ただ、一番最初に読んだ時、私は、「え、こんなに周りの人に叱られる悪い子が物語になるんだ!」と、思ったように思います。いま思うとすごい乾燥ですね。
割りとがちがちに、いい子でいなきゃ! だった私にはショックで、信じられない子ども、それがアンでした。
そのせいもあり、実はなかなかその後読む機会はなかったのですが、子どもの頃の私は、5年毎に何かしら手術の伴う入院を繰り返していて、そのたびに母は、何か小説や漫画のシリーズ一揃いを、小学校高学年、10歳の入院の時から買い揃えてくれるようになりました。ということは、15歳の入院の時。赤毛のアンを母が、全部、そう、アンの娘リラまで全巻揃えてくれて、私は入院中に読みふけったのです。

さすがにその頃には、悪い子が! と思うほどではなかったので、するすると読んだのですが、読み進むうちにパッチワークのことだとか、描写される風景だとか、情景だとか、日常にどっぷりとはまり込みました。

退院後も、学校に持って行っては読みふける日々。ああ、懐かしい。人よりは遅めのアン体験だったかもしれませんが、未だにプリンスエドワード島へ行きたいと思うほど、大好きなお話です。

ちなみに私が最初に読んだのは、花岡英子さんの訳本。なので、アヴォンリーだし、クスバートなのです。未だにアボンリーになれない私です。


若草物語


若草物語 - Wikipedia




ジョーでしょう(きっぱり) 若草物語を読んだのが、いつなのかははっきりとは覚えていません。が、最初の頃はジョーにどっぷりとハマり、また、ベスの病気に涙した、そんな記憶があります。
若草物語が好きすぎて、4人姉妹の冒険物語を小学校の頃、ノートに書き連ねた覚えがあるので、割りと早い段階で読んでいたのだと思います。
続編を読んだのは、だいぶ後になってからのような気がします。多分、中学以降。高校かもしれない。続若草物語、第三若草物語、第四若草物語、これを揃えた時の嬉しかった気持ちだけは、よく覚えてます。時期は覚えてないのに。読みふけって堪能した記憶。え、ローリーとジョーがひっつかないってだけでも、最初はびっくり。でも、納得。第三若草物語はアニメにもなりましたね。世界名作劇場で「ナンとジョー先生」として。

ジョーに憧れ、読みふけった物語。けれど、今思うと、一番印象の薄かった長女、メグが、ごく普通でありながらしっかりとした、素敵な女性なんじゃないか、と、そんなふうに思います。もう一度、全部読みかえしたいところです。


秘密の花園


秘密の花園 - Wikipedia




好きなんです。が、これまた小さい頃は一度読んで、悪い子(当時の私認識)がでてくるので、これは呼んじゃダメなお話だと思い込んでいた作品です。だって、入っちゃいけないってところに入り込んで、花植えるんですよ? 叱られるよ、絶対叱られるよ! と思いながら読んでビクビクしていた記憶が。なんということでしょう。

これも少し年をとってから読み返し、そして、しみじみとその花園が出来上がっていく様、その心の交流に感じ入った作品です。

子どもの頃の私の感性ってば……と思わず項垂れる。

また、時代背景を考えるのも面白い。植民地時代であることやら、あれこれ、ああ、こういう時代だったんだなぁと、そういう視点で読むのもまた面白い作品です。


「大草原の小さな家」シリーズ


ローラ・インガルス・ワイルダー - Wikipedia



これ。実は、割りと大きくなるまで、手に取らなかったんです。なんでだろう。
友人が大ファンで、その流れで手にとったように思います。

そして、その力強さと、たくましさと、ただ焼いたりしているだけなのにおいしそうな料理に、びっくりして、一気に読み進めました。

大草原の小さな家から読んで、大きな森の小さな家に戻ったりと、最初は迷走しましたが、その内に一気読み。

大きな森の小さな家の中ででてくる、雪の上で飴を作るのとか、すごく憧れました。美味しそうだし、素敵。

テレビでちらちら見たことがあった気がするけれど、波瀾万丈で怖かった記憶があります。

いまでは大好きな作品のひとつ。らぶ。


ジェーン・エア


ジェーン・エア - Wikipedia




どこが好きか、と、言われると、主人公が家庭教師であり、自立した女性であり、「可愛げがない」と評されているところでしょうか。
そんな女性が真摯に仕事に向き合い、最初は反発に遭いながらもきちんと仕事を進め、受け入れられていく。

おそらく、そんな彼女の生き様に、確か高校時代の私は憧れたんじゃないかなと思います。
ええ、その恋愛模様にも。

女性が働くことが悪いことだとされていた時代で、その中でも許されていた家庭教師という職についた彼女の姿と考えと、その周囲の人々の反応など、読むほどの当時の女性の働く環境というのは狭き門で、大変だったんだろうなぁと、つくづく思います。そういったことも読み取れるから、余計にこの物語が好きなのかもしれません。

シャーロット・ブロンテのかいたこの作品、姉妹のエミリ・ブロンテの「嵐が丘」とともに、私の青春時代のがっつりと心に響いた一冊でした。


他、いろいろ


小公女とか小公子とか、あら、これだとバーネットさんLOVEだわ。他にも、二人のロッテとか。
好きな小説はたくさんあって、困ってしまいます。
大学を国文科に進んだ私ですが、今ならわかる。私が好きなの国文じゃない、英米文学だ、と。
何故に、国文と勘違いしたのか。物語=国語と単純に考えた私に、がっくりです。
ジェーン・エアとか、嵐が丘のブロンテ姉妹なんか、大好きなのに。なんてこと。

まあ、英語が昔っから、特に読み書きが苦手だったから、どうしようもないです。
話す方は、話せるわけじゃないけど、書けと言われるよりまし。なんか間違ってる(笑)

最近、2週間に1回は図書館に通うようになって、最初は自分の勉強とか、つい自己啓発系にばかり目がいっていたけれど、折角児童書エリアに滞在するんだし、と、目を向けたら大好きだった本たちがいっぱいあって。
ちょっと久々に、どっぷりと読み返そうかなと思う、今日この頃。

それに、知らない物語や新しい物語もたくさんあるのだから、まだまだ楽しむ余地は山のようにありそうです。

と、いうわけで、本当に思いつくまま、つらつらと、私の好きな物語について、書いてみました。

貴方の好きだった、そして、今も好きな物語はなんですか。

時間があるとき、子どもの頃好きだったお話を読み返してみる、そんな時間の過ごし方も、なかなか素敵じゃないかな、と思う、私なのでした。

つらつらと書いた今日のまとめは「海外女流(児童)文学で好きな本の話」でした。

機会があれば、「日本昔話で好きな話」とかも、いつか書いて見たいなぁと思います。

読んでくださって、ありがとうございました。

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