fc2ブログ

RSS|archives|admin
HOME  ◇ IT ◇ LIFE ◇ 雑記 ◇ 創作関連 ◇ 掌編小説 ◇ 小説目次 ◇ Twitterログ

[雑想]生きているから生きていく、ただそれだけ

2012.11.25 Sun [Edit]

「何故生きてるのだろう」


20090815 Sunflower 5
20090815 Sunflower 5 / BONGURI



別に鬱になったわけでもなんでもないのですが、昔からずっと考えてしまう問いがあります。
記憶に残る一番最古のもので小学校1年生のときだというのだから、年季が入ってます。

「私は、何故生きてるんだろう」

さて、貴方はなんと答えますか?




生きているから生きていく。


昨年、身内が急死しました。あまりにも突然のことで、なにもわからないまま通夜葬儀とすぎ、その後のあれこれの手続きに追われました。
一年と少したった今、未だ時折不安定になる身内を、フォローとも言えぬフォローをしつつ、けれど私自身はどこかまだ実感のないまま過ごしている中で、それでも私にとって、その死は、大きな意識の転換を与えたように思います。

曰く。

生きてるだけでまるもうけ。
生きてるから生きてく、生きてるもの勝ちだ。

命がつきてしまえば、そこで全ては終わるのです。
何も残らない。思い出は残るけれど、私という存在は、底で途切れてしまう。

けれど、生きてさえいれば、私は存在している。

とにかく、生きてさえいれば、生きていけるのです。
難しいことなんか、考えなくていい。

生きているから、生きていく。

本当に、ただそれだけなんだな、と、痛感したのです。


悩むこともヘコむことも、不安もあるけれど。


悩んだり、凹んだり、不安になったり。
それでも、いま、私は生きていて、生活できている。
ギリギリだろうとも食べるに困るわけでもなく、人付き合いが下手だといっても挨拶や会話が出来ないわけじゃない。
不安もあるけど、将来に向けて動くこともしているし、まずは一歩一歩、と、思ってる。

やり直せるわけじゃない。すべていままでの積み重ねの上に、もう一度土台から積み直すような状態であっても、それでも、いま、私は生きていて、生活している。

もし、いまここで命が尽きるとしたら、そこで全てが終わってしまう。

死ぬ、ということは、つまり、そういうことなのだと、解っていたことだけれど、改めて理解したように思います。

あす、もしかしたら、命の火は消えるかもしれない。

それを後悔しないように生きる、というのも、もちろんすごく素晴らしいことかもしれない。

けれど。

私は、ただ、生きているから生きていく。
ただ、自分の与えられた生を、終わる時まで、生きていく。

一番大事なのは、ただそれだけじゃないのかな、と、そんな風に思うのでした。

web拍手 by FC2 ブログランキング・にほんブログ村へ このエントリーをはてなブックマークに追加 





スポンサードリンク

Theme:物書きのひとりごと | Genre:小説・文学 |
Category:雑記 | Comment(0) | Trackback(0) | top↑ |
<<[メモ]やっぱり新しい手帳がほしい、というお話。 | HOME | [創作]原稿用紙5枚がちょうどいい>>
name
title
mail
url

[     ]
Trackback URL
http://angelgardens.blog47.fc2.com/tb.php/882-ad80f7c7


Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...