[メモ]「好きなもの」を「好き」っていってますか?
2012.10.25 Thu [Edit]
My Favorite Pink Things / cutglassdecanter
好きなモノを好きって、いえていますか? 私は割りと昨今、言えるようになりましたが、昔はいえませんでした。
たとえば、赤よりもピンクが好きでしたが、ピンクは妹の色で「似合わない」といわれてたので、好きといえませんでした。
ナチュラル小物よりもかわいい小物が好きでしたが、「ええー、イメージと違うー」と言われることに抵抗があって、いえませんでした。
たとえば、映画も好きですが「え、アレもこれも知らないの? そんなのでよく好きっていえるね」と言われるので、好きといえませんでした。
些細なことですが、若いころの私は「どう思われるか」とか「似合わないといわれるんじゃないか」とか、自分がそれを「好きだ」という気持ちよりも、他の人の目を気にしていきてきたように思います。
三十路を過ぎ、アラサーからアラフォーへとうつりゆく今は、ハッキリ言えます。
私は、かわいいものが好きです。
かわいいは、正義です。
ただし、私の基準において、ですが。
さて、何故、そうなったか、というと、答えは簡単で、それまで、周囲の目や言葉に過剰に反応し過ぎていた自分に、気づいたからです。
好きなものだけではなく、些細な言動、行動について、もしかしたら常識がないって思われるんじゃないか、私の行動は、もしかしたらふつうじゃないんじゃないか、と、思うようになっていたからです。
子供の頃から、少しばかりずれていたようで、それを高校時代に自覚し、一気に人の目が怖くなりました。
その後大学時代に良い友人たちに恵まれたことで、それなりにいい方向に向かったのですが、その後病気を発症、あれこれそれこれとゴタゴタもあり、落ち込んだり落ち込んだり、どうしようもない何年かを送ったあと、ふと思ったのです。
っていうか、周りが周りがって言うけど、本気で苦しいときに助けてくれるわけでもなし、最終的に自分を助けることができるのは自分だけじゃないか? と。
こう書くと、ものすごく誤解を招きそうですが、その当時だって助けてくれる人がいなかったわけじゃありません。
が、心のなかだとか、病気との折り合いだとか、落ち込んで自分を責める自分自身から、自分を救えるのは、自分でしかなかったのです。
そう思ったときに、ぱっと目の前が晴れました。
人の目とか、そこまできにすることないんじゃないか。
もちろん、常識・良識は必要だけれど、それなりにしてればいいんじゃないか。
っていうか、好きなモノを人がどう思うかで、好きっていえないって、それはなんだかもったいなくないか?
というわけで、それから私は、キャラじゃなかろうが、これ! と思ったものは好きだと認めることにし、そうすると、身の回りに好きなモノが増えて、なんだか小さなしあわせ気分が、周りにいっぱいになってきたのです。
もちろん、いまでも、普通の生活の上で、ひとにどう思われるか、が、気にならないわけじゃ、ありません。
が、こと好きなものに関してだけは、自分のココロのままに、あと、お財布が許す範囲で楽しんでいきたいと思っているし、それに関して似合わないとか何かいう人がいれば、そう思う人がいるんだな、と、切り替えられるようになりました。
「好き」なものを「好き」という。
当たり前のようなことですが、意外と、「本当は好きなんだけど……」というものがあったりするのではないでしょうか。
一度、好きなモノを、遠慮なしにリストにしてみたりすると、あれ? と思う発見があったりするかもしれません。
ちなみに、私があれ? と思った好きなモノは「バスケットボール」でした。ええ、プロのチームを知ってるわけでもなく、試合をみるわけでもないんですが、こどものころ少しだけミニバスをやっていたことから、やはりなんとなく、心惹かれるようです。
いまはかなり厳しいけれど、チャンスがあったら、またボールに触りたいなぁ、なんて思う今日この頃。
貴方の「好きなもの」は、なんですか?
心の中にある好きなモノを、ぜーんぶ書いてみると、もしかすると子どもの頃の夢とか、これからの夢とか、そんなものが見えてくるかもしれないな、と、そんなふうにも思う私なのでした。
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