[メモ]自分の癖を振り返って、そして。
2012.10.06 Sat [Edit]
生き方の癖、に気づく時
なんでも一気にやろうとする癖は、私の悪い癖だと思う。
何かをしだすと、何か、これ、というのを見つけると、真正面しか見えなくなる、という癖がある。
かなり小さい頃からある癖のようで、けれど、しっかり自覚したのは、高校時代に入ってからだった。
まっすぐ前しか見えない上に、視野がせまいから、よく失敗する。
あとから振り返って、ああ、同じ間違いをしてたんだなぁと、気づくことはできるのだけれど、またしばらくすると同じようにまっすぐに突き進んでいく。
よろしくないな、とは、思うものの、三つ子の魂百までなのかなんなのか、あいも変わらず、この悪癖は私から抜けてくれない。
少しずつステップアップさせていく、とか、少しずつ変化させていく、とか、ゆるやかなものの方がいいように思う。
けれど、私はどこか短気な性格をしているせいもあって、とにかく「結果」を求めがちだ。
「結果」が眼に見えないと、落ち着かない、続かない。ゆえに「結果」を求めようと、あれこれと矢継ぎ早に試してしまう。
たとえ、その「行動」が、本来ならば時間の経過とともに「結果」の見えるものであったとしても。
ゆっくりとした変化は、気づきにくい。
例えば、家の中を少しずつ片付けていって綺麗になっていったとする。
けれど、綺麗になった時、少しずつ長期間に渡って変化していった家の中では、「綺麗であることが当たり前」になってしまう。
毎日見ている子どもの成長は気づきにくいけれど、久しぶりにあった親戚の子の成長には驚いてしまう、そんな感覚に近いかもしれない。
部屋を綺麗にしなきゃ、家を綺麗にしなきゃ、と、思った途端、私は、一気に片付けようとしてしまう。
あれもこれも、それも、と、片付けて、そして、目に見えて綺麗になるのだけれど、結局それは、一過性の変化であり、継続的なものではないのだから、続かない。
もちろん、掃除をしないわけじゃないけれど、こまめにコツコツやった場合と違って、一気にやったときは雑になりがちで、けれど満足感からそこで止まってしまうので、また元のもくあみに戻ってしまうということも多々ある。
結局のところ、全ては日々の積み重ねで、毎日の積み重ねで、それはつまり、一気にやろうともコツコツやろうとも、積み重ねた量は継続した分だけしかないわけで。
一気にやることを毎日、出来るほどの気力がない私にしてみれば、コツコツ積み重ねるあれこれよりも、一気にやってしまったほうがいい、ということはすくない。もちろん、継続性のない、繰り返しの必要のないことならば、一気にやるメリットはあるだろうが、そうでないもの、繰り返しが必要なものに関しては、一気にやって次のときに気力・体力がなくて続かない状態よりも、無理せずに少しずつ片付け、継続する方法のほうがいいように思う。
なんでも一気にやろうとする癖は、間違いなく私の、悪癖だと思う。
一気にやるべき時はもちろん、勢いを大事にしたいしこの性格がいい方向に働くと思うけれど、すべてがすべてそうだとはいえない。
少なくとも、私はこの性格が悪癖だと、気づいているし、悪いパターンも、ある程度理解できている。
悪癖だから、癖だから、治らないから、と、そう、考えてしまうけれど。
おそらく、繰り返してしまう側面も、多々あるのだろうけれど。
一気にやろうとしたときに、一旦止まって「本当に一気にやったほうがいいことなのか?」を、自分に問いかけられるように、していけたらいいな、と、思うのだった。
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