[物語]5/21~5/30までに呟いたtwnovelまとめ
2012.05.31 Thu [Edit]
5/21~5/30までに呟いたtwnovelまとめです。
#twnovel 「浮気したのは貴方。だから、別れる。おっけー?」笑顔できっぱり。「浮気じゃないし」ふてくされた男は、見苦しい。何度目だこのやろう。でも、そんな男を選んだのは自分。「どうでもいい」ひらり、と手を振る。追いかけてくる男を無視して空を見上げる。次はきっといい恋しよう。
#twnovel ふわりと花の香が執務室に漂う。空気が揺れたと気づいて、椅子から立ち上がる。滲むように現れるのは、漆黒の髪の少女。背後から抱きしめる。「――待っていた」永久にこの腕にと何度願っただろう。けれどそれはかなわぬ夢。いまこのひとときだけでも、と、わずかに腕に力を込めた。
#twnovel バカにしてるんだよ、と、いつも話をする女子がいった。噂に過ぎないのだけど、なんで、と、疑問が浮かぶ。隣のクラスのその子は、目立たないけれど密かにファンが多いのでも有名だった。偶然すれ違ったとき、つい、声を掛けた。「――なあ」それが、すべての始まり。
#twnovel 目があった。互いに逸らした。けれど、またあった。それが繰り返されること数回。「あの、何かごようですか?」おずおずと彼女が声を掛けてきた。「そちらこそ、何か」短く返せば、狼狽える。わかってる。ただ、目が離せなかった。――小さく猫の鳴き声が、聞こえた気がした。
#twnovel 飴玉を1つ2つ、手のひらに取り出して、並べてみた。オレンジ、緑、あか、黄色。綺麗だなぁ、と、眺めてると、それぞれの色が好きだった子の顔が浮かぶ。あの子はこの色、この子はこの色、あの子は毎日迷ってた。――がたん、と、電車がとまる。さあ、10年ぶりの故郷だ。。
#twnovel 「終わりそう?」オーブンから焼きたてのスコーンを取り出しながら、声をかける。「も少し。あとネジだけ」庭で家具を組み立てていた彼が、額の汗を拭いながら返してきた。「じゃあ、お茶にしましょ。オヤツもできたし」嬉しそうに破顔する彼に、笑い返す。――ささやかな幸せの話。
#twnovel 貴方が好きですと、告げてもいいですか、と、まっすぐに見つめてくるその視線が、あまりにも素直すぎて、僕は狼狽えてしまう。――手の届かぬあの人を想う僕は、愚かにも寂しさを埋めるため、その手をきっと、取るのだろう。それがどれほど罪深いことか、わかっていながら。
#twnovel 「愛なんていらない」きっぱりと告げながらも震える君が愛しくて、唇が弧を描く。睨みつけるような視線ながらも、怯えたように後ずさるのを許さず、この両腕の中に閉じ込めた。「それでも、愛してる」瞬間、ほろり、と、彼女の目から涙がこぼれた。――二度と逃がしなどしない。
#twnovel 駆け抜ける。木々を縫い森の中をひたすらに駆け抜ける。遠くに聞こえる怒号と喧騒。漂う煙の香りに、村を想うと涙がにじむ。けれど、足を止めることは出来ない。――お前だけは、と、逃がしてくれた村の人と両親の顔が浮かぶ。走る。走る走る走る。――復讐を、心に誓いながら。
#twnovel ふつふつと滾る激情のまま、叫んでしまえばどれほど楽だろう。けれど私は、顔に笑顔を浮かべる。「気にしないで。私は平気」安心したような表情の貴方が憎い。――ねえ、愛はいつ、憎しみになったのでしょう。そのきっかけすら、もう思い出せぬままに。
#twnovel 「浮気したのは貴方。だから、別れる。おっけー?」笑顔できっぱり。「浮気じゃないし」ふてくされた男は、見苦しい。何度目だこのやろう。でも、そんな男を選んだのは自分。「どうでもいい」ひらり、と手を振る。追いかけてくる男を無視して空を見上げる。次はきっといい恋しよう。
#twnovel ふわりと花の香が執務室に漂う。空気が揺れたと気づいて、椅子から立ち上がる。滲むように現れるのは、漆黒の髪の少女。背後から抱きしめる。「――待っていた」永久にこの腕にと何度願っただろう。けれどそれはかなわぬ夢。いまこのひとときだけでも、と、わずかに腕に力を込めた。
#twnovel バカにしてるんだよ、と、いつも話をする女子がいった。噂に過ぎないのだけど、なんで、と、疑問が浮かぶ。隣のクラスのその子は、目立たないけれど密かにファンが多いのでも有名だった。偶然すれ違ったとき、つい、声を掛けた。「――なあ」それが、すべての始まり。
#twnovel 目があった。互いに逸らした。けれど、またあった。それが繰り返されること数回。「あの、何かごようですか?」おずおずと彼女が声を掛けてきた。「そちらこそ、何か」短く返せば、狼狽える。わかってる。ただ、目が離せなかった。――小さく猫の鳴き声が、聞こえた気がした。
#twnovel 飴玉を1つ2つ、手のひらに取り出して、並べてみた。オレンジ、緑、あか、黄色。綺麗だなぁ、と、眺めてると、それぞれの色が好きだった子の顔が浮かぶ。あの子はこの色、この子はこの色、あの子は毎日迷ってた。――がたん、と、電車がとまる。さあ、10年ぶりの故郷だ。。
#twnovel 「終わりそう?」オーブンから焼きたてのスコーンを取り出しながら、声をかける。「も少し。あとネジだけ」庭で家具を組み立てていた彼が、額の汗を拭いながら返してきた。「じゃあ、お茶にしましょ。オヤツもできたし」嬉しそうに破顔する彼に、笑い返す。――ささやかな幸せの話。
#twnovel 貴方が好きですと、告げてもいいですか、と、まっすぐに見つめてくるその視線が、あまりにも素直すぎて、僕は狼狽えてしまう。――手の届かぬあの人を想う僕は、愚かにも寂しさを埋めるため、その手をきっと、取るのだろう。それがどれほど罪深いことか、わかっていながら。
#twnovel 「愛なんていらない」きっぱりと告げながらも震える君が愛しくて、唇が弧を描く。睨みつけるような視線ながらも、怯えたように後ずさるのを許さず、この両腕の中に閉じ込めた。「それでも、愛してる」瞬間、ほろり、と、彼女の目から涙がこぼれた。――二度と逃がしなどしない。
#twnovel 駆け抜ける。木々を縫い森の中をひたすらに駆け抜ける。遠くに聞こえる怒号と喧騒。漂う煙の香りに、村を想うと涙がにじむ。けれど、足を止めることは出来ない。――お前だけは、と、逃がしてくれた村の人と両親の顔が浮かぶ。走る。走る走る走る。――復讐を、心に誓いながら。
#twnovel ふつふつと滾る激情のまま、叫んでしまえばどれほど楽だろう。けれど私は、顔に笑顔を浮かべる。「気にしないで。私は平気」安心したような表情の貴方が憎い。――ねえ、愛はいつ、憎しみになったのでしょう。そのきっかけすら、もう思い出せぬままに。
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