[メモ]しつけ、とは、長期戦なのだといまさら覚悟する話。
2013.12.18 Wed [Edit]

Moonlight Kitten- soooo cute! Big ears and big eyes... / wbaiv
覚悟が足らない、と、いってしまえばそれまでですが。
そもそも、最初から覚悟ができてる人っているのかしら、とか、思う今日このごろ。
こどもがどんな子に育つか、なんて、赤ん坊のうちはわからないです。
保育園時代でも、あまりわからない。
でも、小学校から、色々とこどもに合わせて、忍耐強く根気よく、1つずつ繰り返し何度も何度も、同じことをいうことになっても、めげず諦めずへこたれず、イライラしすぎず、向き合って行く必要があるな、と、思う今日このごろ。
今日は、そんな私の、想うところをもろもろと書いてみます。
以前にもちらっと書いたけれど、我が子は忘れ物大王です。キングです。
学校の鉛筆は必ず1本以上行方不明になって帰ってきていたり、持っていくものをランドセルにしまわず、もしくはしまうのを私が確認したにもかかわらず、何故か外に出てて忘れて行ったり。
おかしいな、保育園時代は、忘れ物あまりなかったはずなのに。いやでも、確かにご飯の入ったお弁当箱(うちの保育園は3歳以上児は主食のみ持参だった)を忘れていく、なんてこともあったなぁ、なんて、思ったりしつつ。
1年生のときに、前半あまり気付かず、後半で色々とあれこれ、ひどい状況がみえてきたりして、色々とあらあら、だったのですが、2年生になっても忘れ物大王は健在。
先生との連絡帳でのやりとりや、いろんなことが重なって、こどものしたことに対する意見のすべてが私を責めているように感じる、というレベルまで、ある種被害妄想に近いところまで、おい詰まってたのが、つい数カ月前のお話。
しかしながら、考えてみると、つきっきりで用意した1年生当初、その後は言い訳にもなりますが私の体調があまりよろしくなかったこともあって、こどもの自主性に任せるといえば聞こえのいい、ある意味目の行き届かない状態にあったわけで。
おそらく、そのときに、あまりよろしくない習慣がついてしまったのかもなぁ、と、私も反省し、2年生の前半も、新しく始めた仕事にかまけてこどもに目をやりたりなかったな、ということで、仕事もこどもが帰宅後は極力入れない方向性で、向き合うことを決めたのがここ最近。
向き合ってみると、つまり、うちのこは誘惑に弱いわけで。
大掃除をしてて本を見つけると、片付けるのをそっちのけで本を読んでしまう、なんていうのは、鉄板でよくあるネタですが、つまり、うちのこは常時その状態なのです。
帰宅後、することは決まってるのだけれど、それをしようと思ったときにそこに本があると、そっちを読むことに執心してしまう。
おやつを食べたいな、とおもって、それが本当に食べては行けないものでないかぎり(人様のものである、とか)、つい、食べてしまう。
最初、私はそれらの行動をこどもがとったときに、ひたすらに激しく、しかりあげてました。怒り倒してました。
なんでなの!? どうしてなの?! と、正直かなりヒステリックにしかりたおしておりました。
が。
一旦、視点を切り替えて。うちの子はどうしても、そういった誘惑に弱いようだ。でも、ギリギリのケジメはつけている(人様の物に手を出さない、という当たり前のラインですが)、と、そう受け入れてみることにしたらば。
ちょびっとだけ、楽になりました。
誘惑に負ける。叱るのではなく、どうしたら良いかを教える。どうしても、誘惑に負けやすいのだから、心にそれをとめておこうね。ただし、誘惑に負けてしてしまったことを隠したり、ごまかしたりした時には、しっかりと叱る。我慢できたり、いい方向に行動できた時は、褒める。それで徹底することにしたのです。
変化は、徐々に現れました。
すぐに、改善があるわけではない、長期戦でいくぞ、と、覚悟を決めてのことでしたが、息子からして、自分が誘惑に弱い、我慢が出来ない時がある、という認識を持ち始めたのか、たとえば、お菓子を買ったあと、自分の前にあると誘惑に負ける、と感じたときに「ママ、これ、僕近くにあると我慢できないかもしれないから、預かっておいて」と、彼なりの解決策を考えるようになってきたのです。
それが正解かどうか、は、私にもわかりません。でも、まだ小学2年生で、長い長い人生があるわけで、今からでもそうやって、少しずつ解決策を考えるようになり、少しずつ自分でも変わっていこうと思えるようになれば、コツコツ重ねて行けばいつか、なんとかなるんじゃないかなぁと、そんなふうに想うのです。
1回いっても治らない。
それは、特にこどものうちはもしかすると当たり前のことで、ならば、繰り返し繰り返し、言い聞かせ、できたらほめ、ごまかしたりしたら叱り、と、当たり前のことではありますが、親が一定した態度で接すれば、習慣化していくものなんだな、と、感じているところです。
実際。
最初の方で、鉛筆を毎日1~2本なくして来ていた、といいましたが、今、鉛筆は毎日、同じ本数揃って帰ってくるようになりました。
帰宅後の宿題・明日の用意も、時々誘惑に負けて本を読むこともあるようですが、格段に「すぐにやろうとする姿勢」がとれるようにはなってきました。
まだまだ、改善の余地は多くて、でも、それはこどもだから当たり前で、今の私ですらあたりまえだけど100%でできることなどそこまでないわけなのだから、だったら、もう少し長い目で見て、もちろん社会通念上、倫理上、ルール上ダメなことはゼッタイにダメ、で厳しくいうけれども、その他の生活習慣、協調性、学校生活については、コツコツと、積み上げていくように、こどもに付き合っていくのが、一番なんだろうな、と、そんなふうにやっと、思えるようになりました。
子育ては親育て、という言葉は、とても良く聞きます。
私ももちろんしってはいました。けれど、改めて、子どもと向き合い、こどもを見つめる中で、こうやってどうすればいいだろう、こうしていこう、と、こどもとともに考え試行錯誤していると、しみじみと、その言葉の意味を痛感する次第です。
私は、おそらく、普通のお父さんお母さんより、覚悟がたりなくて、甘ったれで、人としてまだまだ、とんでもなく年の割に未熟な人間です。
けれど、子どもたちのお陰で、頑張ることができるし、また、向き合い考え行動することで、多少はマシな人間へと少しずつ成長できているように、思えるのです。
まだまだ、改善するべき課題も多くて、乗り越えるべき事柄もたくさんあるけれど。息子は、間違いなく、去年より今年の方が、格段に改善されているし、先月よりも今月の方が、出来る部分が増えている。
それに、うちのこ、私が体調を崩しやすいことや私一人しか親がいないせいか、家の手伝いなどは、嫌がらずにやってくれるのです。それだけで、十分かな、とも、想うのです。
自分を省みる時、他人と比べるのではなく、過去の自分と比べるべきだ、と、私は、過去にブログでかいています。
けれど、おそらく、私は無意識に、こどもを、子ども自身の以前ではなく、他のこどもや、こうあるべきである、という私の中の子ども像とくらべてしまっていたのかもしれません。
それが嫌だったはずの自分を忘れてたなぁ、と、そんなふうに思いつつ、なんにせよ、これからも、長い目で、少しずつ、ゆっくりと、いい方向に向かうように、子どもと進んでいけたらいいな、と、想う私なのでした。
以上、ここまで読んでくださって、ありがとうございました☆
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