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[物語]05. 階段でキスの高さ調整

2012.01.23 Mon [Edit]
デートした。
誘われたから、デートした。

別に、誘われたら誰とでも出かけるわけじゃ、ない。
でも、映画にさそわれて、一瞬びっくりしたけど、考えるまもなくうなづいてた。

――つまり、私のきもちは、そういうこと。

デートだね、とか、笑うから。
誂われてるのかな、とか、思ったけど。

少しだけ、赤く染まった耳元がみえたから。
つられてあかくなりそうで、ちょっとだけこまった。

お店の定休日は、隔週の火曜日。

その日に、出かけることに、なって。

前の晩、私は、どこの中学生!? てな勢いで、洋服を取っ替え引っ替えして。
持ってる服が、選んでるとはいえ微妙にティーンズブランドなせいで、子どもっぽいきがしてちょっと落ち込んでみたり、それでもと必死であれこれくみあわせてみたり、頑張った。

――ああ、もう、我に返ると、結構恥ずかしいものですよ。



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Theme:オリジナル小説 | Genre:小説・文学 |
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